こんにちは!苅草学院五反野校です。
『読書の秋』企画・五反野ビブリオ2022より、第十二弾をお届けします。

【宮本武蔵】
著/吉川英治
出版/講談社
中学生のころ、国語の課題図書としてなぜか1巻だけ課せられた本です。当時から地学少年で、歴史はあまり興味を持たなかった私ですが、続きが気になって全巻読み切ってしまいました。文章の読みやすさも大きかったですね。
暴れん坊の「たけぞう」が沢庵和尚と出会い、3年の幽閉期間に本を読み「学ぶ」ことによって成長する。しかしそれはきっかけに過ぎず、さらに自身で各地をまわったり農地を耕したりすることでより成長していく。そして生命の大切さとはなにか、強いとは何かを追求していく姿は「生きる力」を考える上で現在にも通じるところがありそうです。
後になって、史実と異なる部分が多々あるのを知り、ちょっとショックでした。それでもエンターテイメント小説と捉えるとそれなりに面白い小説だったと思います。
次回は10月18日投稿です。次回が最終回になります。
最後までお楽しみに!
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