
『理科コーナー』第7回目は
「水性ペンの色を分けよう」
です。
①コーヒーフィルターを短冊状に切って、

下から1cmくらいの所に水性ペンで点をかく。

②割りばしにはさんで、水を入れたコップにおき、その先に水を漬す。

③水が紙にしみこんで上に上がっていく。(毛細管現象といいます。)


④コップから取り出すと、サインペンの色がいくつかに別れるのが観察できます。

じつは、黒は一色ではなく、いくつかの色が混ざってできているのがわかります。
なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。
インクに色をついているのは、色素という小さな分子です。色が違うと、その形が違っていて水との相性が違います。
水と色素の相性が良いと、一緒に上に上がっていけますが、相性が悪いと途中で紙にくっついてしまって、上に上がっていけません。
色素と水との相性を利用して分ける方法がこの実験でした。
「ペーパークロマトグラフィー」といいます。
今回は黒色の水性ペンで行いましたが、他の色でも試してみてください。
また、同じ黒色でもメーカーによって違うかもしれません。
次回は
「組木はずし」
です。