OB・OGからのメッセージ
2005年度卒業 Mさん
私は現在、開成高校に通う2年生です。学院には小学6年生から中学3年生までお世話になっていました。中学2年生から、「英才プログラム」というコースを履修しました。これは、各教科とも学習の進度や興味に合わせて、より早く、より深く学べるものでした。このプログラムはとても自分にはフィットしていました。特に得意だった数学は、高校2年間の勉強を中3までに大体終わらせることができました。また、アメリカの高校生の教科書を使って英語で微分を学んだりもしました。その経験が高校での学習にもとても役に立っています。
今は高分子化合物に興味を持っており、大学でもそういった方面の研究をしていきたいと考えています。
学院で学んでいる皆さんに伝えたいのは、何か目標を持って欲しいということです。試験でよい成績をとったり、入試で合格したりするのは確かに大切なことです。しかし、ただ志望校に合格する手段として勉強をするのではなく、勉強を通して自分が何を得られるのかを考えて欲しいと思います。
学院の先生方の言葉と自分のことを信じて頑張ってください。
1996年度卒業 Oさん
現在、私は塾の講師をしています。学院に通いだしたのは小学校5年生のときで、中学卒業まで通っていました。
中学の時は英語が得意でした。学校では習わない単語や文法を習いました。
中3の9月からは苦手だった数学を個別で見てもらいました。苦手な部分にしぼった指導をしてもらいました。
また志望校についても中3の担任だった先生をはじめ色々な先生に相談をし自分が多くの人に守られている心地よさを感じました。知らず知らずのうちに教える立場にある自分がいて子供が好きで教わる空気が好きな自分に気づきました。
自分が教える立場になって小・中学生を指導する時に塾の先生からアドバイスしていただいたことがいかに大切なことだったのかわかるようになりました。学院に通っているみなさんはぜひ明るい空気の中で元気に色々なことを吸収していってほしいと思います。
1975年度卒業 Kさん
とにかく楽しく勉強することの大切さを学びました。
英語は国光先生(当時は院長先生と呼んでいました)に教わっていたわけですが、国語でも数学でも何でも教えてもらったような気がします。いつでもユーモアたっぷりの楽しい授業で、それでいて集中すべきところはきちんと取り組ませていた…子ども心にもメリハリのきいた授業だなあと思っていました。院長はよく授業中に「とにかくいろいろな本を読みなさい」と口癖のように言っておられました。また語呂合わせのようなユニークな漢字の覚え方や確か、英語で浮雲だったかな?英語で一番長い単語なんかを教わったことを今でもよく覚えています。それと高校合格後に卒業旅行で学院の仲間と京都まで連れていってもらったことなど…楽しい思い出がいっぱいあります。そういえば、授業中に騒ぎすぎて院長先生に、廊下に立たされたことがあったのですが、院長先生の授業の声はとにかく大きくて、それを廊下で一生懸命に聞いていたら、今度はおまえはすばらしいと逆に褒められたってこともありましたね。
目標といってもむずかしいですが、自分は17才のときに父を亡くして、そのときから親の跡を継いで酒屋を営んできましたが、今はその業を全うすることです。それと子どもたちの今後の成長が楽しみですね。
勉強をつらいと思ってやるのではなく、楽しみながら(といってもむずかしいとは思いますが)、でも勉強をやり続けることでわかるようになるし、できるようになると思います。ぜひいい結果を出してもらいたいと思います。